利益部分の出金に使える手段とその条件
前編で説明した通り、クレジットカードでの入金は「ショッピング枠での仮想商品購入」扱いとなるため、出金(返金)には限界があります。ここでは、その限界を超えた「利益部分」を引き出すための具体的な方法を見ていきましょう。
1. bitwalletなどのオンラインウォレットを使う
最も一般的なのが、bitwalletやSTICPAYなどの電子ウォレットを使った出金です。多くの海外FX業者では、カード入金による元本分が返金された後、利益部分についてはこれらのウォレットで受け取ることが可能です。
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メリット:即時反映、複数業者間で共通使用可、銀行送金より手数料が安い
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デメリット:事前に口座開設・本人確認(KYC)が必要、カード入金直後は選べない場合あり
2. 銀行送金(海外送金)
一部業者では、利益部分についてのみ、ユーザーの国内銀行口座へ海外送金されます。
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注意点:
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海外送金手数料(2500〜5000円前後)が必要
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中継銀行での手数料控除(受け取り額が減る)もあり
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到着までに3〜5営業日かかる
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3. 仮想通貨出金に対応するケースも
最近では、仮想通貨(BTC・USDTなど)による出金に対応している業者もあります。特に中継銀行のリスクを避けたい層に好まれていますが、送金アドレスのミスが命取りとなるため、初心者にはやや敷居が高い手段です。
「出金できない!」を防ぐためにすべき3つの対策
1. 入金前に出金方法の確認を!
最も重要なのは、入金前に業者の「出金ポリシー」を確認することです。サイト内のFAQ、サポートチャットで以下をチェックしましょう:
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クレジットカード入金時の返金ルール
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利益分の出金手段とその制限
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本人確認(KYC)済みでないと出金できない期間の有無
2. 小口でテスト入金→出金を試す
初めての業者を使うときは、少額で入金・取引・出金までの流れを一通り試すことが推奨されます。これにより、「出金拒否」や「高額送金時の本人確認追加」などの想定外トラブルを防げます。
3. 入金ルートと出金ルートをセットで考える
カード入金は即時反映という大きなメリットがありますが、その裏には出金制限という明確なデメリットもあります。したがって、「短期売買+bitwallet出金の計画が立つか」「入金後すぐに利益を引き出せるかどうか」といった全体設計の視点が不可欠です。
まとめ
クレジットカード入金は便利ですが、その便利さと引き換えに「出金の自由度」が制限される構造にあります。特に以下の点を押さえておきましょう:
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入金額まではカード返金が原則
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利益分は電子ウォレットや銀行送金など別ルートが必要
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入金前に出金条件を確認することが最重要
「入れる前に、出せるかを確認する」──この意識が、トラブル回避の第一歩です。
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