bitwallet入出金にかかる「見えにくいコスト」の正体
入出金手数料の仕組み
bitwalletは公式には「入金無料」「出金777円」とされていますが、実際の取引でかかるコストはこれだけにとどまりません。以下のようなコストが存在します。
-
クレジットカードからbitwalletへの入金:4%前後の手数料
-
FX業者への送金:多くは無料(業者負担)
-
FX業者からbitwalletへの出金:業者によっては出金手数料が発生
-
bitwalletから銀行口座への出金:1回777円+中継銀行手数料(発生する場合あり)
また、bitwalletからの銀行出金は中継銀行を経由する関係で、合計1,000円以上のコストになるケースも珍しくありません。とくに数万円単位の小規模トレードで毎回出金するような運用では、実質年利ベースで見たときの影響が大きくなります。
業者別「利益分出金の扱い」の違い
bitwallet対応業者でも、「bitwalletで利益を出金できるか」は業者によって分かれる重要なポイントです。
業者ごとの対応例(2025年6月現在)
-
XMTrading:bitwalletでの利益出金は可能。ただし「入金と同額までは同一手段で返金→超過分のみbitwalletで出金」というルールがある。
-
TitanFX:制限なしにbitwalletで出金可。利益部分も対応。
-
Axiory:bitwallet出金は「入金額の範囲内のみ」。利益分は銀行送金か仮想通貨へ。
-
BigBoss:bitwallet経由での利益出金が可能。処理スピードも比較的良好。
-
IS6FX:現在bitwallet自体が停止中のため、利益出金も不可。
このように、単に「bitwallet対応」と書かれていても、実際には「利益は出せない」ケースがあるため、利用者側が注意してルールを確認する必要があります。
「bitwallet出金不可」の意外なトラブルと対策
典型的なトラブル事例
-
カード入金後すぐにbitwallet出金を依頼 → キャンセルされる
→ 「カード入金分は同じカードで返金」がルール。bitwalletは使えない。 -
利益分をbitwalletに出金しようとしたら、拒否された
→ 「利益分は別経路指定が必要」な業者の可能性あり。 -
bitwalletアカウント名義が違っていて着金せず
→ FX口座とbitwallet口座の名義が完全一致していないと弾かれることがある。
トラブル回避のポイント
-
入出金前に「bitwalletは入金用なのか出金用なのか」を業者ごとに確認。
-
利益出金の可否を明示している業者を選ぶ。
-
名義は必ず一致させる(英語表記含む)。
-
小額出金の際は、銀行出金コストとの比較でbitwalletの優位性を判断。
まとめ
bitwalletは確かに便利な中継手段であり、カードトラブル回避や資金移動の自由度を高めてくれます。ただし、「利益出金の可否」「業者側のbitwallet扱いの違い」「出金時の隠れコスト」など、使い方を間違えると意外な損失が生じるリスクもはらんでいます。
正しく使いこなすには、「対応業者」「手数料体系」「入出金順序ルール」などをセットで把握し、自分のトレードスタイルに合った業者と併用することが重要です。
コメント