二重請求が発生したら?返金までの流れと注意点
FX口座へのクレカ入金時に二重で請求されてしまった場合、まずやるべきはFX業者への問い合わせです。取引履歴に複数回の入金が反映されていない場合でも、請求側には記録が残っている可能性があるため、決済ログの開示を求めましょう。
多くの業者では、返金の可否は「決済代行業者の調査次第」とされ、即時に判断できない場合があります。そのため、以下の流れを踏むことになります:
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FX業者に二重請求の旨を連絡(日時・金額・カード情報末尾4桁などを伝える)
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業者が決済代行業者へ調査依頼
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カード会社にも同時に調査依頼(チャージバック制度を使うことも)
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調査完了後、不要な請求分が返金(キャンセル)処理される
注意すべきは、返金処理が「即時反映されるものではない」ことです。カード明細にはしばらくの間「請求済」と表示されたままとなり、翌月以降にマイナス処理(払戻)として記載される場合が多いです。
また、利用するFX業者やカードブランドによって処理期間が異なるため、目安としては2〜6週間かかることを覚悟しておくとよいでしょう。
二重決済を防ぐためにできる具体策
こうしたトラブルを未然に防ぐためには、入金時の操作においていくつかの注意点を押さえることが有効です。
エラー時の再送信を避ける
決済画面でフリーズしたり、通信エラーが表示された場合でも、そのままブラウザを閉じて再操作しないのが原則です。一度のクリックで送信済である可能性が高いため、口座履歴の反映を数分〜30分程度待って確認することが重要です。
入金メール・明細を保存する
決済が成功しているかどうかは、FX業者側の入金通知メールやカード会社の利用通知メールで確認できます。これらをすぐ確認し、必要に応じて画面キャプチャやメールの保存をしておくと、後日の問い合わせがスムーズになります。
少額でテスト入金を行う
初めて利用するFX業者や初回決済の場合は、最小入金額でテスト入金をして、決済の反映速度や通知方法などを確認するのも有効です。
まとめ
海外FXにおけるクレカ入金では、「二重決済」という想定外のトラブルが実際に発生しています。特に決済エラー時に慌てて再送信すると、結果的に2回分が請求されることがあり、FX口座には1回分しか反映されないケースも少なくありません。
このような事態に直面した場合は、FX業者・決済代行業者・カード会社の3者を巻き込んでの調査が必要となり、返金まで時間を要する点にも注意が必要です。あらかじめリスクを理解し、入金操作に慎重を期すことが、被害防止の第一歩です。
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